思春期には「ニキビ」と言うが、アラフォーのわたしにできた肌荒れは『吹き出物』となる。
この大きな違いは名称だけで特に大きな違いはない。けれど(できると嫌なもの)という共通で忌み嫌われる。
ニキビだって吹き出物だって、嫌われたくてできた訳じゃないんだぜ。
学生のときにクラス全体でペア組まされ、私はひとりぼっちになって「あれ?私なんかしたっけ?」と思わぬ形で嫌われていたことに気がついたときのような、パッとでてきただけなのに「あれ?私なんかした?」的にそこにいるだけで嫌われている存在の吹き出物という存在の孤独と悲しみを噛み締めながら今日は顔にできるニキビや吹き出物について語ろう。
先日、男子高校生がご紹介でご来店くださった。あの若さ溢れる若者特有の青臭い匂い。懐かしさで涙が出そうになった。高校卒業して10年くらいしか経っていないような気持ちでいたけど、気がついたらすでに20年。
年を取ることを受け入れていても、わたしがもう着々と若さから遠いところにいきはじめてることを忘れていつまでも20代の気持ちでいる。
それでは40にもなってツインテールをするような痛いおばさんになりそうだから年相応の態度というのを今のうちから叩き込んでおきたい(わたしはツイテールが似合わない)。
話は大きくそれたが、若いというのは素晴らしいことである。
しかし、その若さのなかに溢れるエネルギーをうまく代謝できないと、思春期にはたくさんのニキビに悩まされる。
ニキビとは顔にたまるエネルギーを発散できないから起こる。だいたいニキビができやすい人は、【下半身が冷えている】ことと、【肌が弱い】こと、そして【胃が弱い】こと、すなわち虚弱体質である。
これが重なると、酷いニキビに悩まされるようになる。本当に、吹き出物が出やすい人は下半身が冷えている。
虚弱体質はただ人くくりに体が弱い人だけではない。健康そうに見える人も、体をさわると虚弱体質である人がたくさんいる。
若いときは受験のストレスや人生について思い悩み、うまく社会とバランスをとれなくて自律神経が乱れる。これも、虚弱体質になりやすい原因のひとつである。
肌そのものを強くするなら【乾布摩擦】は有効、下半身の冷えは【下半身のストレッチ】や【筋力づくり】、それから【レッグウォーマーをはいて寝ること】、風呂に浸からない人は【足湯(足し湯をしながら足が赤くなるまで)】したのち、すぐに寝ること。
冷えに効くツボはあるけど、写真を撮るのが億劫なので改めて。
虚弱体質は、甘いもの、とくに白砂糖を取りすぎないこと。虚弱体質や胃の弱い人に限って、甘いものが好き。
自律神経が乱れる原因は、思い悩みすぎ、考えすぎ。知らぬまに抱えているストレスが食生活か生活環境か見直してみよう。
若いときは、心も体もバランスを取るのが難しい。ある程度、年齢が行ってからも出てる場合は、自律神経が参ってる。
肌の油分が過剰になるのは、顔に熱が上がって水分が蒸発して油分が優位に立つから。
足を暖め(足をストレッチや鍛えたりすることでも温まる)、甘いものを少し減らし、心を休ませて(割りと吹き出物に悩まされている人は、自分と他人を比べてる人が多い)自分に優しい生活を