人は様々なものに影響を受けて肉体を酷使しています。
人間の体は肉体で血と骨でできていますが、その見えないところにはわたしたちの様々な感情があります。
例えば、失恋した場合悲しくて涙が出ます。でも、時には人は悲しみが大きすぎると笑ったり、怒ったり、自分でも訳のわからない感情が生まれてくることがあります。
これらの感情は、脳みそで《悲しいから泣け》と指令を出しているのでしょうか。それとも脳みそが失恋したその時のわたしの心の動きを感じて、体の中の一番ふさわしい感情を吐き出すように生まれるものでしょうか。
答えはたぶん両方正解ですが、基本的に後者の役割が大きく担ってるように感じます。
わたしたちの体には五臓(肝臓、肺、心臓、脾臓、腎臓)があり、それぞれに感情を持っています。
肝臓が怒り
心臓が喜び(笑い)
脾臓が思い
肺が憂い
腎臓が恐れ
それらがバランスを取りながら存在しています。そして、それぞれが相性や相克性があり、くっついたり反発したりしながら感情をさらに複雑にさせます。
急に怒りがこみあげる
今、ものすごく幸せなんだけど幸せが続くか不安になる
交際相手が好きすぎて他に女(男)が寄ってこないか怖くなる
と、当てはめてみると思い当たるような行動が多々あります。
ということで、怒りが強すぎる人は肝臓が問題があり、笑いすぎる人(あまりにもポジティブな人)は心臓に問題があり、思い込みすぎると胃腸が問題があり、嘆き悲しみが強い人は肺に問題があり、何でもかんでも怖がる人は腎臓に問題があるかもしれません。
悲しみが勝ると怒り、
恐れが勝ると喜び、
怒りが勝ると思慮深くなり、
喜びが勝ると嘆きやすくなり、
思いが勝ると恐れやすくなる
バランスを取るために怒りを抑える効果が思慮であり、喜びすぎを抑えるのは嘆きやすくなり、思い込みすぎると怖くなるなど、反対の要素で体に調整をかけている。
ということで、人間は内臓、感情ともバランスが悪くなるとどこかがおかしくなります。
なんだかおかしいな、という人はバランスがおかしくなったのでしょう。
感情のバランス、肉体のバランスを整えると自分がみるみる変わります~。